明治安田生命 J3 第38節
0 後半 1
90+3' 菊地 俊介
- 入場者数 3,199人
- 天候 晴、弱風、気温 12.7℃、湿度 31%
- 主審 宇田 賢史
- 副審 戸田 東吾/松本 康之
ハイライト映像
メンバー / スタッツ
FC大阪
STARTING MEMBER
- GK1永井 建成
- DF43黒木 謙吾
- DF26板倉 洸
- DF4谷口 智紀
- DF3齊藤 隆成
- MF44小松 駿太
- MF17町田 蘭次郎
- MF14田中 直基
- MF16利根 瑠偉
- FW7木匠 貴大
- FW32島田 拓海
SUBSTITUTE
- GK29笠原 淳
- DF46浜崎 拓磨
- DF5坂本 修佑
- MF19上月 翔聖
- MF77松浦 拓弥
- FW11久保 吏久斗
- FW37エルヴェルソン
HEAD COACH
志垣 良CHANGE
- 61'OUT黒木 謙吾IN坂本 修佑
- 61'OUT利根 瑠偉IN久保 吏久斗
- 69'OUT木匠 貴大IN松浦 拓弥
- 77'OUT田中 直基IN上月 翔聖
- 77'OUT島田 拓海INエルヴェルソン
YELLOW
- 34'板倉 洸
- 42'木匠 貴大
- 59'小松 駿太
RED
STATS
- シュート 13 GK 12 CK 7 直接FK 7
- 間接FK 1 オフサイド 1 PK 0
愛媛FC
STARTING MEMBER
- GK49黒川 雷平
- DF34木村 卓斗
- DF37森下 怜哉
- DF33小川 大空
- DF4山口 竜弥
- MF3森脇 良太
- MF14谷本 駿介
- MF24佐藤 諒
- MF25石浦 大雅
- MF7曽根田 穣
- FW10松田 力
SUBSTITUTE
- GK1徳重 健太
- DF16三原 秀真
- MF8忽那 喬司
- MF18菊地 俊介
- MF20矢田 旭
- FW9ベン ダンカン
- FW11深堀 隼平
HEAD COACH
石丸 清隆CHANGE
- 46*OUT森脇 良太 IN菊地 俊介
- 71'OUT曽根田 穣 IN深堀 隼平
- 77'OUT佐藤 諒 IN忽那 喬司
- 77'OUT石浦 大雅 INベン ダンカン
- 86'OUT谷本 駿介 IN矢田 旭
YELLOW
- 42'山口 竜弥
- 45'+3森下 怜哉
- 54'木村 卓斗
RED
STATS
- シュート 13 GK 9 CK 4 直接FK 4
- 間接FK 1 オフサイド 0 PK 0
試合後 監督・選手コメント
石丸清隆 監督
アウェイなのにサポーターが多く駆けつけてくれて、チームを後押ししてくれたおかげで勝つことができました。正直なところ、チームは優勝を決めてからモチベーションを失い、やることを見失った感じになって直近の2試合は連敗していたので、最後は笑って終われるようにともう一度みんなで確認し合いました。ただそれもゲームをやってみないとわからない状況でした。その中でサポーターがあそこまで多く来てくれたことでもう一度目を覚まさせてくれたし、それが勝ちにつながって良かったです。
ゲームの方は相手のロングボールへの対応、セカンドボールに関しては自分たちの苦手な部分でもありますから、そこで苦戦してしまうのは覚悟していました。特に前半は自分たちの左サイドのビルドアップやスローインのミスからつけ込まれて背後を取られたりする場面が散見されました。あとは思ったよりも相手が構えてきて、それに対して自分たちが崩しにかかるとき、もう少しボランチが出てくるのかなと思ったけど、そこを見つけることができていませんでした。相手が出てきたところでボランチのバランスがかなり悪くなっていたので、そこの修正はハーフタイムにしました。人数がかかっている分、そこから崩せるかと思いましたけど、実際はそこからの配球でサイドチェンジをしてボールを持っている感じになっていました。相手はセンターバックの守備能力には難があると思っていたので、そこをもう少し引き出したかったですけど、狙い通りには行かなかったです。修正はしましたけど、中に入って行ったときのクオリティはまだまだ。そこで意図的にボールを動かせるようになればスペースはなくてももっとゴール前に入っていくことはできたかなと。今季は今日の試合も含めてまだやり切れなかったので、来季にその課題を持ち越していかなくてはいけない。
この連敗が痛かったですけど、そこはしんどかったです。優勝したか?というクエスチョンが付く形になってしまったけど、最後はしっかり戦えたということはこのチームが最後まで戦えるチームであることを証明できたのではないかと思いますし、このチームを誇りに思っています。
−−ここに来てプロ2年目のGK黒川雷平選手をここでJデビューさせた。
今季のGK陣の取り組みはすごかったです。GKはなかなかリーグ戦の中で出番が回ってくる機会はないし、天皇杯とリーグ戦の雰囲気は違うものだと思います。GK陣全体としての今季の取り組みがすごく良かったので、このチャンスをなんとか生かせないかと思っていました。(黒川は)かなり緊張はしていたと思います。中途半端なパンチングもありましたし(苦笑)。でも、初めての試合にしては良くやったのかなと思います。あとは自信が出てくれば立ち姿も変わってくると思うんです。いまはデカいけど、フワフワしているという印象はまだ否めない。GKは実戦を積んでいかないと難しい。練習でクロスに対応できるGKはいっぱいいると思いますけど、実際に試合になるといろんなシチュエーションが変わってそれができなくなったりします。全体的には課題はあるかもしれないけど、チームが負けなかったというのは彼にとっても大きかったと思います。課題を克服していけば自信もついていくし、彼にとって良い財産になったんじゃないかなと思います。
曽根田穣 選手
−−素晴らしいボレーシュートからの先制点だった。
(松田)力くんが一生懸命残してくれたボールだったので。けっこう時間があったので、しっかりボールを見てミートすることができました。
−−前半はなかなか攻撃でスイッチが入らない展開が続いた。
相手のやり方がロングボールを入れてセカンドを拾う形になり、球際の勝負のところで表現するのが難しかったですけど、今季最後の試合ですし、内容よりも勝てたことが良かったです。
−−優勝後の直近2戦はメンタル的に難しい部分があったが、そこをクリアして試合に入れたか?
やはり最終戦ということで、同じ仲間とプレーできる機会なのでモチベーションもいつもより高い中で試合に臨むことはできました。それが結果につながって良かったです。
−−後半は自身のところで決定機もあった。
あれは来季への課題としてまた頑張っていきたいです。
−−勝ちで締めくくり、個人としてもゴールという結果で終われた。
もっと得点取りたかったですけど、最後はこうして取れましたから前向きにシーズンオフに入れると思います。
黒川雷平 選手
−−ついにJリーグデビューを果たした。かなり緊張はしていた様子だったが、試合を振り返って。
チームのみんなに助けられた試合だったかなと思います。失点はしたくなかったですけど、結果的にデビュー戦で勝てたことは良かったです。
−−監督は今季GK陣の取り組みを評価して与えたチャンスだと言っていた。そのチャンスをモノにできた。
日頃から(徳重)健太さん、(辻)周吾くんや(牧口)一真らと切磋琢磨しながらやってきた成果がこのデビューという結果につながったと思います。デビューは嬉しいことですけど、緊張の方が大きかったです。でも先輩たちから思い切りプレーやれとたくさん声をかけていただいて、アップ中も健太さんから声をかけてもらっていました。緊張はしていましたけど、それを少し解いてもらったところもありました。
−−デビュー戦の自己採点は?
ハッキリ言って自分の評価としては50点くらいかなと思います。練習試合でできていたことが公式戦でできなくなるというのが目の当たりになりました。でも、それでシーズンオフの使い方が明確になったかなと思いますので、そこは良い意味として捉えていきたいです。
−−石丸監督はもう少しビルドアップが上手いはずだが、と言っていた。
まわりは見えていたはずなんですけど、パスを出すまでのテンポ感が練習試合とは全然違っていました。そこが経験するかしないかで大きいのかなと思います。練習からワンテンポ早くやっていかないといけないと感じました。
−−GKはやはり実戦で経験を積むことが大事。この一歩に大きな意味があった。
試合中に相手チームのGKと自分を比べてしまっていました。落ち着きとかキックの質が全然違っていました。そこはもっと練習から意識を変えていきたいところです。経験はGKにとって大きな財産になると感じました。もっと試合に絡んでいくということを来季はこだわってやっていきたいです。
忽那喬司 選手
−−一旦は愛媛の選手として最後のプレーとなった。率直な感想は?
前回の試合でメンバーに入れてくれたこともそうですし、ああやってピッチに立たせてくれただけでも僕は感謝の気持ちが強いです。今日は1-1の難しい状況の中で僕を起用してくれた丸さん(石丸監督)には感謝しています。その気持ちが決勝点となった場面の起点のプレーになったんだと思います。
−−自信がピッチに立って右サイドの高い位置でボールも回るようになった。
自分の特徴である時間を作るプレーや緩急をつけたドリブルで相手の陣形を崩すことは常に意識していました。どちらかというと右サイドのプレーは苦手ですけど、左右両サイドでプレーできるのも自分の強み。そこはこれからも生かしていきたいと思います。
−−勝ち越しの場面は自身のプレーが起点になった。
ボールをもらって、まず内側にターンできたことが一番大きかったと思います。一つ前のプレーで(松田)力くんがオーバーラップしてくれたところを使えなかったので、次は絶対使わないとヤバいと思って。相手に食いつかせるまで我慢して、食いつかせたところで丁寧なパスが出せて良かったです。
−−今季はシーズンを通して悔しさがあったと思うが、最後はチームの勝利に貢献できた。
なかなかメンバーに入れず悔しいことも多かったですけど、その中でも自分は一日たりとも気持ちを抜かずにやっていたし、いつか自分に出番が回ってくると準備をし続けたことがこういう形で結果につながったと思います。そこは自分のことを褒めたいですし、いままで一緒にプレーしてきたチームメートやサポーターの方々全員に感謝したいです。
−−現時点でのクラブに対しての思いは?
いろんなことがありましたけど、全てがいまにつながっていると思います。J3へ降格したときの悔しさがなければ、いまこうやって這い上がろうという気持ちは養えなかったと思いますし、全ての経験が僕にとってプラスになっていると思います。これから先のサッカー人生でもいろんなことが起こると思いますけど、一つひとつの出来事を自分のプラスにしていけるようにしていきたいです。
−−今後のサッカー人生に向けて。
この愛媛での4年間で得たモノはすごく大きいけど、これからは良い意味で力が抜けてやれると思います。次の新天地で思う存分に大暴れしたいと思います。これから自分にとって良い方向に行くと思いますし、自分を信じてやっていきます。