明治安田生命 J3 第37節

試合後 監督・選手コメント

石丸清隆 監督

前節の内容も含めて不甲斐ない結果もありましたから、今節は感謝の気持ちを込めてファンやサポーターに勝利を届けようという思いでゲームに臨みました。勝てなくて残念です。選手の出来というか、誰がサボっているというのはないと思います。いま持っている力は先週より力を振り絞って戻したなという印象。結果は出なかったですけど、よくやったという印象の方が強いです。チームは優勝の歓喜から少し燃え尽きたようなチーム状況で、以前のような感じに持っていくのが難しくなっているというのが正直なところです。目標を見失った中、どれだけ気持ちを持って来れるか難しいとは思っていましたけど、サポーターの声とかホームということを踏まえ、いまやれることは出してくれたんじゃないかなと思います。側から見たらプロなのでしっかりやれよという話になるかもしれませんけど、内部的にはそういう状況もあり、サッカー云々という細かなところよりもメンタルの持って行き方が難しい勝ったです。あと1試合、どう持っていくかも難しいですけど、振り絞ってくれる選手たちを何とか選んで、最後まで走り切りたいと思います。それがいままでやってきたことなので、それができる選手をもう一度見つけてやっていきたいと思います。

菊地俊介 選手

−−長期離脱からの復帰。ファーストプレーでいきなり得点を決めた。
あまり覚えていないんですけど、長いボールが入ったときに（松田）力が競って、上手くボールが溢れてきたところでシュートを打てる良い位置にボールを置けたので冷静に流し込めたと思います。

−−ようやくピッチに戻ってこれた今の気持ちは？
チームが優勝していく中で自分はなかなかピッチに立てないシーズンでしたけど、リハビリをサポートしてくれたいろんな方たちに感謝して今日のピッチに入りました。ゴールという結果で応えられたことが嬉しいです。

−−投入されるタイミングで監督からはどういう言葉をかけられた？
監督からはゴールを取って欲しいという話がありました。ちょうどピッチ脇で交代を待っているときにチームが失点してしまったので、点を取りに行こうとする中で前からプレッシャーに行ったり、攻撃を活性化させることを意識して入りました。

−−今季、復帰するまでの時間はどのようなモノだったか？
すごく苦しかったですけど、ケガをしてしまったことは変わらない。リハビリにもすごく前向きに取り組みましたし、かなり時間がかかってしまいましたけど、こうしてピッチに戻ってこれて嬉しいです。仲間が来季J2の舞台を用意してくれたので、僕は残り1試合をそこに向けてやっていきたいと思います。

−−ゴールした直後はチームメートもみんなすごく喜んでいた。
チームメートが駆け寄ってくれたときはすごく嬉しかったですし、僕自身も涙が出てきました。キャリアの中でもとても大事なゴールになったと思います。愛媛での初出場でしたし、ここからもっと愛媛に貢献できるように頑張っていきたいです。

徳重健太 選手

−−久しぶりにゴールマウスを守った試合。率直な感想は？
やはり勝てなかったことが残念だったなという印象です。

−−難しい試合展開の中でも自身が好セーブを何度か見せた。
練習でやってきたことは出せたと思いますし、（松田）力のビッグセーブもありました（笑）。味方の選手と連携を取ってプレーしましたし、（森下）怜哉と（小川）大空もしっかり体を張って守ってくれました。

−−自身がピッチに立っていない間にチームが成長。今日のピッチでそれを感じた？
チームで戦う予測の部分の動きはすごく変わったと感じました。攻撃をしているときも守備をしているときも全員が同じ絵を描いてプレーをしているのは後ろから見ていてすごく感じました。これが今季チームの強さだったと思いますし、結果が出た理由はこれなのかなと感じました。

−−自身、今季途中からベンチに回りながらチームへのサポートも欠かさなかった。
サッカー選手として向上していきたい気持ちはピッチ内だけでなく、ピッチ外でも準備のところなどでやってきました。そういう姿勢がブレてくるチームは良くないと思いますし、自分も良い雰囲気のチームの一員でありたいと思っていました。ゲームに出る機会は少なくなりましたけど、それは自分の力が足りなかったからゲームに出られないと思っています。そこからしっかりサッカーに向き合っていくことは出来ていたのかなと思います。