明治安田生命 J3 第7節

試合後 監督・選手コメント

石丸清隆 監督

僕たちのホームなので、こういう状況でもしっかり勝利を届けなければいけなかった。少し残念です。ゲームの方はピッチがこういう状況なのでなかなか思ったことをやれない中、どれくらい徹底してやれるかというところがあった。雨が溜まっているところとそうでないところがあったが、ここはつなぐ、ここはセーフティにやろうというのも難しかったので、ある程度はっきり割り切った形でゲームに入った。そんな中、特に前半は押し込んだ形でやれていたけど、そこで得点を奪えなかった。何本か決定機があった中で一つでも決めていればゲームはかなり変わったと思う。そういうところで決め切れないところがいまの順位にいる理由なのかなと思う。ゴールを奪わないと勝ちがないということを選手は理解していかないと上には行けない。ゴールに迫る意識をもっと持つことが必要。次またすぐにゲームがあるので、コンディションも含め、メンタル的にももう少しゴールを目指す選手を送り込みたいと思う。

−−前半はゴール前での質を欠いた一方、後半はチャンスの数を増やしたかったところだったが？
今日で言えば質を求めるのは難しいところがある。その中でもチャンスが前半だけで3本くらいはあったので、そこで一つでも決めていれば状況は変わったし、メンタル的にも楽になったのかなと思った。そこでセーフティに戦おうとするとこういう結果になってしまうのかなと思う。チャンスのときに足を振り切るという部分はもっと必要。大事にし過ぎてやめてしまうというのもまだ見受けられる。こういう状況でそれをやるとボールを失うことにもつながる。

森下怜哉 選手

−−試合を振り返っての感想は？
前半で決着を付けられる試合だった。自分もいつもやっていないポジションでのプレーだったのでチャレンジ精神を出してやった。ピッチ状況は悪かったけど、楽しめたところはあった。

−−前半キックオフでエンドを変え、ピッチ状況を上手く利用できていたところもあったのでは？
試合前にアップしているときにかなりボールが止まっていたので、このゲーム展開ではロングキックで相手の背後を狙い、止まるボールを使おうとした。

−−前半から優位に展開しながらも決めきることができなかった。
こういうピッチでもみんなゴール前には入っていけていたので、最後は冷静にやりたかった。両ゴール前はボールも動いていたのでもっと冷静にプレーできれば良かった。

−−内容的には勝ち点3を取りたい試合だったのでは？
相手は難しい状況の中、メンバーも大きく変わっていた。首位ではあるけど、僕たちからしたら叩かなければいけなかった。そのチャンスがあった中で決め切れなかったことは反省。ただ、こういうピッチの中でもやれていたところはある。そこは今後も続けていきたい。あとはゴールのところだけだったと思う。

近藤貴司 選手

−−難しいピッチ状況の中でも優位に試合を進めていたが？
ピッチ状況を考えて相手も同じように割り切ってやっていた中、ピッチも自分たちが優位に立てるように進めていくことができていた。後半は少し相手に盛り返されたけど、試合を通してチャンスも作れていた。最後、こういう難しい状況でも上手くトラップを止めていればとか、細かなところだったのかなと思う。切り替えてやっていくしかない。

−−自身が最前線で相手の陣形を伸ばし、押し込む形を作っていた。
こういうピッチ状況なのでボールが止まるので、蹴って前線にボールを落とすところの共通認識はチームとしてあった。ラフでも自分がアクションを起こしてボールをそこへ出すという形は試合前から確認してやれていた。

−−そのプレーの強度の高さと回数の多さがあった。
今日のゲームに勝つためにはそれをやり続けることが一番重要だと思っていた。とにかく走ってゴールを狙おうと思ってプレーしていた。

−−試合を通じて決定機が多かっただけに決定力を欠いたことは否めなかった。
ピッチ状況を言い訳にしたら終わりだけど、そこは練習からどんどんやっていくしかないと思っている。